カテゴリー: 雑記

若者が選挙に行かない理由を考えてみた

政治というものはある日突然やってくる…

誕生日を迎えて、晴れて18歳になったなら、国から選挙権という名前の権利が与えられることになる。そして、

18歳になったその年に選挙があったときなんて最悪だ。

…どの政党に入れればいい?新聞で各政党のマニフェストを見たところで全然わからない。保守・革新…?右・左…?なにそれ、全然わからないよ…

というふうに私たちはパニックに陥る。

…そんなこと学校で教わってない。概念しか学んでないし、日本の「今」の政党がどんな主張をしているのか、右翼左翼のどっちに分類されるのか、そもそも日本の今の問題はなんなのかさえわからない。
…ニュースでいろんなことを耳にするけど、じゃあその報道を説明してくれ、と頼まれたところで答えられないし、そもそも自分の意見だってないし…

…学校でも家でも、ただ「選挙があるね~」と言うだけで、政策の良し悪しなんて話さないしそういう雰囲気でもない。
だから、選挙に行かないんだ。どうせ自分が票を入れたところで変わんないし……

高校生のころ、私はそんなことを考えていたし、同級生の雰囲気もそんな感じだったと思う。選挙が近かろうが、そんなことお構いなしに、教室はいつも通り、生徒たちの日常の話題だったりジャニーズの話題、アニメの話題だったりで盛り上がっていた。政治の話をする雰囲気はどこにもなかった。
ただ、唯一、2016年のアメリカの大統領選挙だけは盛り上がった気がする。
「アメリカファースト」と主張する、自己中なトランプ氏が当選してしまうかもしれないことへの底知れぬ不安が、みんなの心の奥底にはあったんだと思う。
だけど、政治についてみんなが関心を持ったのはその時だけで、それ以降はいつも通り、自分たちだけの世界、高校生活という閉鎖された世界のことしか考えなくなっていた。

               (終)

追伸:これはただの雑感ですので帰結はないですが、学問に励んでいると、政治について無知だった初心を忘れてしまいがちなので、書いてみました。

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作成者:

モモンガ日記編集者。 担当は、法律、政治、経済、その他

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