カテゴリー: 街道歩き雑記

青梅街道歩き -Part1-(富士街道歩き)

 前回川越街道歩きを達成したことから他の街道も歩いてみたくなり、家からほど近い富士街道をずっと歩いていくと青梅街道に合流することから、今回は青梅街道を歩くことに決めた。
 青梅街道という名の通り、終点は青梅なのかと思いきや、何と山梨県甲府まで続く街道らしく、その距離は約132kmもあるとか…。全部歩きたいけれど、奥多摩から先、山の中を一人歩くのも怖いし万が一熊に遭遇した場合どうしようとか、遭難したらどうしようとか色々不安もあるので、とりあえずの目標は奥多摩までということにしておく(とはいいつつ、連日のように Google map や過去に挑戦した方々のヤマレコを見ながら、戦略を練っているというのはここだけの話)。

 5/12(日)の午前7:40頃に出発。この日は風が強く曇天で、あまり快適な旅とは言い難かったが、雨が降るわけでもないし飛ばされるほどの強風でもないので、とにかく無心で歩くことにした。

富士街道(石神井公園~)

 8:10頃、石神井公園付近に到着。石神井公園駅から富士街道に入り、そこから青梅街道の合流地点である東伏見まで目指す。

石神井公園付近にて(写真左手に行くと石神井公園)

 8:30、石神井台で何やら歴史的な石碑を発見。下部分が草陰に隠れて見えないが、調べると「ふじ大山道跡碑」らしい。今歩いている富士街道はその昔、「ふじ大山道」と呼ばれていたのだとか。街道沿いに建物がなければ富士山が見えるのだろうか。

富士街道沿い(石神井台)で見つけた石碑

 富士街道を歩いていくと、青梅街道ならぬ「新」青梅街道に合流する。地図上ではこのまま富士街道を進むと青梅街道と合流するのだが、写真の場所を過ぎると突然生活道路のようになり、その先は伏見通りという半地下を通る道路に遮られてそれ以上先に進めなかった。なので、伏見公園内を通過するかたちで青梅街道を目指すことにした。

富士街道と新青梅街道の合流地点
東伏見で青梅街道に合流(東伏見公園から見た景色。右手に東伏見稲荷神社がある)

 9:00頃、東伏見稲荷神社に到着。以前から来てみたかったので立ち寄ることにしたのだが、いざ足を踏み入れてみると境内に大きな輪っかがあったので、作法に従い茅の輪くぐりを4回し、その後予想以上に摂社が多かったことから参拝に20分ほどかかってしまった。

東伏見稲荷神社
境内の様子
日向ぼっこしている亀(東伏見神社近くの川で撮影)

青梅街道(東伏見~新小平駅) 

 9:20頃、青梅街道歩きをスタートした。片側2車線あり、川越街道並みに広い道路を歩いて行った。田無に近づく頃、再度歴史的建造物に遭遇。昔々、この付近の村民が庚申を信仰しており、石塔を建てたとのこと。街道歩きの楽しさは、このように古くから在るものに出会えることだ。どこどこの神社やお寺に行くといったように目的を決めて訪れるのもよいが、歩いていて偶然出会い、その地域の歴史を知るというのも楽しい。

 庚申塔を過ぎると、広かった青梅街道は写真のように片側一車線となった。川越街道と違い、交通量が少なく比較的静かな場所を歩けるのは精神的に良かった。

 10:00頃、田無に到着。田無神社など気になるスポットが多々あるが、既に東伏見稲荷神社に参拝しているので今回はスルーした。進んでいく途中でお地蔵様を発見したので参拝した。

橋場地蔵尊

 10:20、小平市に入った。駅でいうと花小金井駅付近である。花小金井には以前、都立小金井公園に来て以来の再訪なので、なんだか感慨深かった。
 途中で、武蔵野神社や熊野宮を見つけ、漂う厳かな雰囲気に飲まれそうになったが、ぐっと堪えて先へ進んだ。行く先を見ると、遠くにうっすら山の影が見え、武蔵の山々に少しずつ近づいているのだと思うと、曇天の一方で気分が高揚した。

正面奥にうっすら山の影が見える(小平市)

 11:00、青梅街道駅に到着。今回の歩き旅の当初の目的地はここだったのだが、電車の本数が少ないので少し先のJR新小平駅まで歩くことにした。家から既に16km歩いていて途中から足が疲れてきていたが、新小平駅までここから15分の距離だとわかると、不思議と足取りは軽く、そして早くなった。

 11:15、新小平駅に到着。本日の街道歩きはこの地点にて終了し、次回は同じ場所からスタートすることになる。

感想

 田無~青梅街道駅までがかなり長く感じられた。ただ、交通量は多くないので比較的に穏やかに歩くことができた。
 Wikipedia いわく、青梅街道の宿は中野宿、田無宿、小川宿(小平市)…だそうだが、そうすると今回は田無宿まで歩いたことになる(中野宿はまた別の機会に歩くことにする)。次回は小川宿~箱根ヶ崎宿を目標に歩いていきたい。

0

作成者:

モモンガ日記編集者。 担当は、法律、政治、経済、その他

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です