カテゴリー: 街道歩き雑記

中山道歩き -Part1-

 5/26に日本橋でお茶を買う用事があり、青梅街道の続きを歩くことができなかったので、日本橋からスタートする街道で、かつ住んでいる地域に近づく街道はないかと探したところ、中山道が見つかったので歩き始めた。

※中山道:江戸時代に整備された五街道の1つで、江戸の日本橋 – 京都の三条大橋を結んでいる。その距離は約526.3km、六十九の宿場町があった。

 川越街道、青梅街道ともにGoogle mapで表示される国道もしくは都道沿いを歩いていたのだが、今回はYAMAPでちょうどいい地図(たぶん旧道)を見つけたので、それに沿って歩くことにした。

日本橋~

 日本橋(あの首都高下の橋)からスタートし、最初はまっすぐ歩いていく。高島屋付近よりも三越付近のほうが人の往来が多く、人混みのせいで思ったように進まない状態での中山道歩きがスタートした。

三越付近

 通りを歩いていると、そういえば福島物産館があったということを思い出した。そこには日本橋にくるたびに訪れるので、この機会を逃すわけにはいかないと思い、大好きなゆべしを購入した。私の心の故郷は福島であり、ゆべしといったらこの形のゆべし一択なので、バラ売りを見つけたときはとても幸せな気持ちになった(既に海苔とお茶を購入していたので荷物を増やしたくなかった…)。

大好きな福島のゆべし

 神田を過ぎ、総武線で秋葉原に向かうとき通る緑色の橋の下を過ぎ(昔通勤でよく通過していたので、地上から見たときは少し感動した)、神田明神付近に到達。けっこうご立派な構えなので、記念に写真を撮影した。

神田明神にて

本郷追分(一里塚)~

 そのままずっと国道17号沿いを歩いていくと、本郷、そして東京大学が見えてきた。3月頃に東京大学に訪れる機会があり、そのときはちょうど卒業式の日だったこともあり通りは人でごった返していたが、今回は相変わらず駅前、交差点にいる人は多いものの、通りは歩きやすかった。
 電車でしか訪れたことがなかったが、実際歩いてみると、日本橋から本郷までは大した距離ではないことに気が付いた(5kmあるかないかくらい)。

 東京大学のあの学園通りを過ぎると、中山道は左に曲がっていく。普段は道路の左側歩行者道路を歩くのだが、下の写真の史跡は右側の歩行者道路にあったので、ここでいったん右側を歩くことにした。

 追分一里塚跡から先、巣鴨駅までは片道一車線の狭い道路となっていく。けっこう閑静な道で、住宅街となっており、この辺に住んだら大学も学校も水準が高くていいけど家賃高そうだな~などと思いながら歩いていた。そうそう、東洋大学がこの通り沿いにあるのだということも発見した(外観がなんとなく再開発前の芝浦工大を彷彿とさせた)。
 都営三田線の千石駅を通り過ぎると巣鴨駅が見えてきた。片道2,3車線はありそうな広い道路を挟んだ左右歩行者道路に、神社の灯籠が一定間隔でたっており、古と現代の融合みたいな不思議な雰囲気のする道をしばらく歩いていくと(結局主である神社がどこにあるのかわからなかった)、門前仲町とハッピーロード大山を融合させたような商店街が現れた。けっこう栄えていて、巣鴨に対して巣鴨プリズンのイメージしか持っていなかった己を反省した。巣鴨についてあまりよく知らなかったけれど、住みやすそうだし活気があるし、巣鴨に対するイメージが180度変わった。

旧中山道の入り口(巣鴨)

 和菓子屋さんが多いな~、なんでだろう?と思っていると、通りには地蔵通りと書いてあり、その名の通り寺社が多く存在していたので納得した。門前町ということだ。そして、旧中山道で昔多くの人々が通ってきた道ということもあり、通りのお店は靴屋が多かった(そして家具屋も多かった。なぜだろう)。街道歩きをしていると靴の消費が早いので、もう一足買いたいという気持ちを我慢して通りを進んだ。
 途中、都電荒川線(さくらトラム)を踏切で電車が過ぎるのを待っていると、隣の外国人が何やら興奮していた。なるほど、確かに電車を見てみると古くて小さく、昔の日本みたいな雰囲気を醸し出しているので、興奮する気持ちも理解できると思った。

 踏切から先は庚申塚通りという名前になっていたが、地蔵通りと比較すると寂しい雰囲気で、踏切前後でなぜこんなにも栄えている度合いが異なるのか不思議だった。そうこうしているうちに板橋区に入った。

板橋宿

 JRを過ぎ、首都高下の国道17号(中山道)に合流すると、川越街道を歩いたときのことを思い出し感慨深かった。川越街道の起点である平尾追分を過ぎ、また旧中山道に入っていく。そして仲宿に到達すると、そこも巣鴨のようにかなり栄えていた。

板橋宿:平尾宿、中宿、上宿からなり、日本橋から1番目の宿場町。
中宿は宿場の中心地であり、問屋場、本陣などの施設、旅籠、料理屋などがあった。

終わりに

 今回のゴールは板橋宿本陣飯田新左衛門家跡だったので、仲宿の商店街のなかで街道歩きを終えた。
距離は約11km、2時間でのゴールとなった。次回はこの地点からスタートする。

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モモンガ日記編集者。 担当は、法律、政治、経済、その他

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