6/7の午後は仕事がお休みだったので、ちょうど職場と青梅街道起点が近いということで、まだ歩いていなかった新宿〜東伏見(約14km)を歩くことにした。
この日も曇り…青梅街道を歩き始めて以来、3回とも曇りの日が続いている気がする。
強い日差しの照りつける快晴よりはましかもしれないが、1回くらいはスッキリした天気の下で歩いてみたいものだ。
新宿大ガード下をスタートし、まっすぐ歩いていく。この辺りには新卒のときによく来ていたのでとても懐かしい気持ちになった。
新宿大ガード(正式名称:青梅街道架道橋)の交差点付近は外国人が多く、国際色豊かに賑わっていたが、新宿西口を過ぎて西新宿に入ると一気にオフィス街・オフィスムードになる。写真でも分かるとおり、高層ビルが整然と並んでおり、威圧感がある(実際風もやや強い)。
道路が右手に大きく曲がっていくうえに歩道橋があるので、何度来ても、そして何回マップを確認しても方向感覚が狂うのは私だけだろうか。
西新宿を過ぎ、まっすぐ道なりに進んでいくと、中野坂上、新中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪といった昔ながらの(?)情緒ある街並みを通ることになる。普段は単発でしか行く機会のない駅、街をこのように連続して歩く機会はそうそうないので、非常に楽しい旅になった。
個人的に、新中野と荻窪にはアーケードのある商店街があり、雨天や夏の暑い日差しも気にせずに買い物ができるので住みやすそうだと思った(家賃は考慮しないことが条件で)。
ちなみに中野坂上から荻窪の間で5件以上のパティスリーを見つけた。今までの人生において、1日にこんなに多くのパティスリーを見かけたことはなかったので、過去最高記録ということで、個人的にこの区間はケーキ街道と呼んでも差し支えないと思っている(どこもとても素敵だったので、いつか訪れてみたい…)。
荻窪を過ぎ、井草を歩いていると、左手に大きな赤い鳥居を構えた立派な神社が現れた。玉砂利が明治神宮のようにずっと奥まで続いていて思わず吸い込まれそうになったが、今回は街道歩きを目的としているので参拝を断念。次回井草に来る機会があったら、参拝したいと思う(それにしても井草の青梅街道沿いにはミニストップが2件もあって羨ましい)。
井草を過ぎると練馬区に入った。恥ずかしながら、従前、武蔵関駅と武蔵境駅の区別がつかなかったのだが、街道歩きをしていて地名に注目するようになったおかげで、関町=武蔵関駅=練馬区というふうに脳内変換できるようになった。
それにしても関町が広すぎて、西日が眩しかったということも相まって、ゴールの東伏見まで1時間以上歩いたのではないかと錯覚してしまうほどだった(実際は30分程度だったが)。
体感1時間の関町を歩くとようやく「西東京市東伏見」の標識が見えてきた。初めて青梅街道を歩いたときの起点が東伏見だったので、懐かしい&嬉しい気持ちで記念に一枚撮影した。
撮影地点から5分ほど歩くと、ゴール地点である東伏見稲荷神社前の交差点に到着。これで青梅街道の本当の起点である新宿からスタートしたことになるので、次回からは心置きなく先を目指せそうだ。
次回はいよいよ箱根ヶ崎を歩く。武蔵の山々に囲まれて歩く日が楽しみだ。